イエローの表紙,「ひと目でわかる2色刷り」,学習指導要領新旧比較対照表・・・を開いてみました。
第1章 総則 総則は学習指導要領の核心ともいえるものです。これまで通り,第1が「知」,第2が「徳」,第3が「体」ですが,行数が増えました。26行だったものが,11行増えて37行になっています。 増えた行には, 知では,「確実に習得させ」「活用して」「言語活動の充実」「家庭との連携による児童の学習習慣の確立」 徳では,「道徳の時間を要とする」「伝統と文化の尊重と愛国心」「自己の生き方」「善悪を判断し,人間としてしてはならないことをしない」 体では,「食育の推進」「安全に関する指導」 といった内容が示されています。 第2章 各教科,第3章 道徳 2,3章では,総則の精神を受けて,見直しがなされています。 第4章 外国語活動 外国語活動は今回の改訂の目玉の一つといってよいでしょう。 活動の目標は, 外国語を通じて, ① 言語や文化について体験的に理解を深め, ② 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, ③ 外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら,コミュニケーション能力の素地を養う。 とあります(番号筆者)。 事前の研修に努めるとともに,野田学区内で「外国語に堪能な方」がいらっしゃるか,協力がいただけるか,等についても考えていく必要があるでしょう。 第5章 総合的な学習の時間 これまでは,総則の中に示されていたものが,独立して一つの章として示されました。 目標は,これまでの考えを踏襲して次のように3つからなっています(番号は筆者)。 横断的・総合的な学習や探究的な学習を通して, ① 自ら課題を見付け,自ら学び,自ら考え,主体的に判断し,よりよく問題を解決する資質や能力を育成するとともに, ② 学び方やものの考え方を身に付け,問題の解決や探究活動に主体的,創造的,協同的に取り組む態度を育て, ③ 自己の生き方を考えることができるようにする。 以上,ざっと目を通してみて,目に付いた言葉は「自己の生き方を考える」です。 これは,本校教育目標の後段にある「生きる力をもち人々の信望を得る人生を志向する」ことそのものではないかと思います。これまでの取組,そして現在の取組の延長上に新学習指導要領があるのです。
by tan230
| 2008-07-01 10:06
| 教育
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友部丹人
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