2007年 05月 24日 ( 1 )

朝の指導

6月の経営の重点の中に「朝一番に教室に行き,児童を迎える」を掲げ,一昨日の職員会議の冒頭で伝達しました。昨日,今日と,朝先生方が真っ先に教室に行き,登校してくる児童を迎えている姿を見て,本校の先生方の行動力に驚いています。ありがたいという思いでいっぱいです。

 朝がその日を約束するように少年の日は大人の日を約束する

どこかで聞いた格言です。この格言の本質は後半でしょうが,前半にも深い意味を感じます。
自分が小,中学生だった頃を思い出してみてください。
朝,登校して教室に入るときの気持ちはどうだったでしょう。
元気に明るく,友達も多く,楽しく学校生活を送っている児童もいるでしょう。しかし,おとなしくて,友達も少なく,全てに控え気味な児童もいるはずです。
この朝の時間に教師がいるといないでは,その学級のその一日はまるで違うものになるでしょう。
教師は,いるだけでいいのです。
教室に入るときあいさつをしているか,荷物の整理をしているか,どんな言葉を交わしているか,顔色はどうか,・・・何気なく見てみる,きいてみる。元気がなさそうな子には,褒め言葉を一つ投げる。(元気がなさそうな子に「元気ないね」と言うのはよくありません。「髪の毛が光ってるね」「朝ご飯おいしく食べられた?」など。)
朝,教室に入ったときに先生がいる。→なんだかうれしい。→心が正しい方を向く。→今日も頑張らなくちゃと思う。子どもの心にそんな変化を与えられる教師でありたいですね。また,そうでなければ,そこにいる意味もないと思います。

今年度も朝の読書の時間を設定しています。
茨城県では「みんなにすすめたい一冊の本」推進事業を引き続き展開し,4~6学年の50冊読破児童数の割合を学校毎に算出して発破をかけています。県の目標値は50%です。本校は昨年度どうだったかというと,18%でした。これは決して高い数値ではありません。
学校図書館担当の市村先生が掲げた今年の本校の目標値は,10冊:100%,30冊:60%,50冊:40%です。「読書ぎらい」の子をつくらない程度に,抑えて取り組んで欲しいと思います。
私自身,小学校時代に年間50冊も本を読む子どもではありませんでした。毎月届く学研の「学習」という雑誌(当時は学校の玄関付近に業者が来て販売していました。)はよく読みました。いや,付録が楽しみだったような・・・紙製の姫路城を作ったことを思い出します。図書室から本を借りたことも数えるほど。夏休みに数冊読んだ程度でした。
「読書指導は良いもの」という観念があります。しかし,いつも言うように,この世の全てのことは表と裏,清と濁があるのです。「読書指導による弊害」も必ずあるのです。それは,読書嫌いも増えるということ。読書に疲れ果てて,大人になって読む気になれない状況になること。
読書指導の目的は,もちろん,心を育てることですが,併せて,大人になったときに,取捨選択して必要な情報を得たり人間性を高めたりする読書ができる人になることです。
読むに非ずして眺めて頁をめくっただけでも一冊読んだことにできてしまいます。何%という数値のみが一人歩きしては意味がありません。
読書を推進するなら,読んだ本が子どもの心に沁みる一冊とさせたいですね。
是非,本校の「しんぼう90冊」をすすめてください。
絵本,童話などもよいでしょう。
絵本や童話は教室に何冊ありますか?少なくとも30冊は揃えたいものです。もちろん6年生の教室にもです。
何を読んでいいか決められない場合には,絵本,童話から入るのがよいのです。
学区にお住まいの方々に呼びかけて,家庭で眠っている絵本,童話,小学生が読める本を寄付してもらおうと思います。少しでも,読みやすい本が全教室に揃うように・・・。
(平成19年5月24日)
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by tan230 | 2007-05-24 21:28 | 教育