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小学校におけるキャリア教育

学校教育指導方針(H19 茨城県教育委員会)を見ると,昨年度以上にキャリア教育を重視していることが伺えます。24頁には,重点として「学校教育への位置付け」が掲げられ,学校の教育活動全体を通じて,小学校段階から組織的・系統的にキャリア教育を推進することを努力事項としています。  
その具現化のための取組としては,次の2点が挙げられています。

○ キャリア教育の全体計画やそれを具体化した指導計画の作成
○ 体験活動等の活用
  ・小学校における職場見学等の体験活動を通した,望ましい勤労観・職業観の醸成

キャリア教育の目標は「望ましい勤労観,職業観の育成」です。これは本校教育の目標である「辛抱する力,協調する力」に発するものであり,また,人間力として捉える「人間として生き抜く力」に直結するものといってよいでしょう。
本校では,昨年度キャリア教育全体構想を作成しましたが,見直しと改善が必要です。
校長として,本校教育におけるキャリア教育を整理してみたものが次の図です。

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辛抱する力   →深謀 心棒→   生きる力    →信望  心棒→     人 間 力 
協調する力               徳 知 体                    生き抜く力
 
方法を知る   怠けずに働く    自己のよさを知る  自己を生かす   勤労観・職業観を深める
技能を身に付ける  よりよい方法を生み出す  できることを探し実践する  職業と人生の一体化
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小学校におけるキャリア教育で,私が最も重要と捉えているものは「清掃」です。清掃の時間はまさにキャリア教育実践の場であると思います。
清掃ができない者には勤労観も職業観も「馬の耳に念仏」です。(ただし,清掃したくともできない状況にある人を除きます。)
清掃が充実すれば学級の当番活動や係活動も活発化します。それがもととなって学級会活動,児童会活動の充実へと結びついていくと考えます。
家庭生活までを含めて勤労(清掃等)の指導段階(評価基準)を仮にまとめてみたものが次の表です。


段  階        1        2            3        4         5
身に付ける力   知識・理解    技能        意欲判断    課題発見    創造力
家での手伝い  方法がわかる ぬけなくやる      毎日やる   探してやる  工夫してやる
学校での清掃  方法がわかる ぬけなく早くやる  怠けずにやる  探してやる 協力し合い工夫して美しくする


勤労は国民の義務の一つです。勤労の重要性を教えることは当然であり,今さら,なぜ「キャリア教育」なのかに思いを馳せれば,ニートの問題をはじめ,個人主義の蔓延など,現代社会の危惧すべき状況に発するものであろうことはたやすく導き出せます。
今,ふと閃きました!見えてきました!
上記の評価基準で,家庭と学校がそれぞれに毎学期,一人一人の子どもを評価してはどうでしょう。通信票の中にも清掃や当番活動について評価項目を設けたらどうでしょう。
見ていないと怠けて仕事をしない子をゼロにするという取組です。これこそが,生きたキャリア教育だと思いますし,それだけを徹底できれば小学校のキャリア教育は十分であるとさえ考えているのです。
(平成19年4月24日)
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by tan230 | 2007-04-24 10:47 | 教育

親子で登下校の日

暖かい日でした。第一回「親子で登下校」の日の今日は,天候はもとより心も温かくなる一日でした。
果たしてどれだけの保護者が児童と一緒に登下校してくださるだろう,これが最も気になるところでした。
事前の調査によれば

 親子で登下校:169人,自家用車:51人,自転車:13人,その他:11人   計244人

となっています。これは,驚くべき数字です。
PTA総会への参加数は117人でした。実家庭数185の63%にあたります。また,学年懇談会への参加数の合計は196人でした。この数は児童数の77%に達します。保護者の方々の学校への協力度がここに見える気がします。
しかし,また,この数値に満足してはならないとも思います。
それは,もっと数値を上げるという意味ではありません。今回親子で登下校に協力してくださった保護者の方々の満足度はどうなのかということです。今後,親子で登下校の日を設定したときに,また親子で登下校しようと思う方がどれくらいいるのか,ということです。
私たちは,そのあたりを丁寧に考えてみる必要があると考えます。
もし,もう二度としたくないと思う方がいらしたとしたら,なぜそう思うのか,原因を突き止め,学校として工夫・改善する余地はないかを考えなければなりません。

私なりに今日を振り返って考えていることを記しておきます。

1 登校
児童の登校を多くの保護者が見守りながら歩く姿を見てうれしく思いました。児童もうれしそうでした。 登校時刻を三十分遅らせましたが,妥当だったでしょうか?

2 PTA総会
多くの参加者のもとで総会が開かれて,とてもうれしく思いました。校長として学校経営の進め方について話したいことがたくさんありましたが,辛抱,家庭への協力依頼(早寝早起き 食 手伝い 読書),学校保健会指定研究発表会への協力依頼,小学校区コミュニティ発足についての4つのみを話しました。議事については,簡潔に報告と提案がなされ,全ての議案が原案通り承認されました。予定通り45分ちょうどでした。

3 授業参観
教室に入れずに廊下に立っている保護者の方も多くいらっしゃいました。教室を見ると,中もいっぱいです。それでも少し詰めて入ってもらえば,全員入れそうな教室もありました。中で授業をしていると気がつかない場合もあるでしょうが,参観のときは,教師は全員が入れるように一言声をかけるようにするとよいと思いました。

4 懇談会
昨年の懇談会の参加数は各学級7~10人程度だったときいています。今回は八割近い参加率で,担任もいつも以上に緊張したのではないでしょうか。
懇談会は担任としての「意気込み」を伝える大切な場です。「いい先生でよかった」と信頼感をもっていただくための場です。いずれの学年も丁寧な懇談会資料を用意して年間のめあてや予定を確認できたことと思います。

最後になりましたが教師にとって今日一日の流れはどうだったでしょう。親子で登下校を今後定着させていくために,工夫・改善すべき点を検討したいものだと思っています。
(平成19年4月21日)
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by tan230 | 2007-04-21 10:17 | 教育