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朝の指導

6月の経営の重点の中に「朝一番に教室に行き,児童を迎える」を掲げ,一昨日の職員会議の冒頭で伝達しました。昨日,今日と,朝先生方が真っ先に教室に行き,登校してくる児童を迎えている姿を見て,本校の先生方の行動力に驚いています。ありがたいという思いでいっぱいです。

 朝がその日を約束するように少年の日は大人の日を約束する

どこかで聞いた格言です。この格言の本質は後半でしょうが,前半にも深い意味を感じます。
自分が小,中学生だった頃を思い出してみてください。
朝,登校して教室に入るときの気持ちはどうだったでしょう。
元気に明るく,友達も多く,楽しく学校生活を送っている児童もいるでしょう。しかし,おとなしくて,友達も少なく,全てに控え気味な児童もいるはずです。
この朝の時間に教師がいるといないでは,その学級のその一日はまるで違うものになるでしょう。
教師は,いるだけでいいのです。
教室に入るときあいさつをしているか,荷物の整理をしているか,どんな言葉を交わしているか,顔色はどうか,・・・何気なく見てみる,きいてみる。元気がなさそうな子には,褒め言葉を一つ投げる。(元気がなさそうな子に「元気ないね」と言うのはよくありません。「髪の毛が光ってるね」「朝ご飯おいしく食べられた?」など。)
朝,教室に入ったときに先生がいる。→なんだかうれしい。→心が正しい方を向く。→今日も頑張らなくちゃと思う。子どもの心にそんな変化を与えられる教師でありたいですね。また,そうでなければ,そこにいる意味もないと思います。

今年度も朝の読書の時間を設定しています。
茨城県では「みんなにすすめたい一冊の本」推進事業を引き続き展開し,4~6学年の50冊読破児童数の割合を学校毎に算出して発破をかけています。県の目標値は50%です。本校は昨年度どうだったかというと,18%でした。これは決して高い数値ではありません。
学校図書館担当の市村先生が掲げた今年の本校の目標値は,10冊:100%,30冊:60%,50冊:40%です。「読書ぎらい」の子をつくらない程度に,抑えて取り組んで欲しいと思います。
私自身,小学校時代に年間50冊も本を読む子どもではありませんでした。毎月届く学研の「学習」という雑誌(当時は学校の玄関付近に業者が来て販売していました。)はよく読みました。いや,付録が楽しみだったような・・・紙製の姫路城を作ったことを思い出します。図書室から本を借りたことも数えるほど。夏休みに数冊読んだ程度でした。
「読書指導は良いもの」という観念があります。しかし,いつも言うように,この世の全てのことは表と裏,清と濁があるのです。「読書指導による弊害」も必ずあるのです。それは,読書嫌いも増えるということ。読書に疲れ果てて,大人になって読む気になれない状況になること。
読書指導の目的は,もちろん,心を育てることですが,併せて,大人になったときに,取捨選択して必要な情報を得たり人間性を高めたりする読書ができる人になることです。
読むに非ずして眺めて頁をめくっただけでも一冊読んだことにできてしまいます。何%という数値のみが一人歩きしては意味がありません。
読書を推進するなら,読んだ本が子どもの心に沁みる一冊とさせたいですね。
是非,本校の「しんぼう90冊」をすすめてください。
絵本,童話などもよいでしょう。
絵本や童話は教室に何冊ありますか?少なくとも30冊は揃えたいものです。もちろん6年生の教室にもです。
何を読んでいいか決められない場合には,絵本,童話から入るのがよいのです。
学区にお住まいの方々に呼びかけて,家庭で眠っている絵本,童話,小学生が読める本を寄付してもらおうと思います。少しでも,読みやすい本が全教室に揃うように・・・。
(平成19年5月24日)
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by tan230 | 2007-05-24 21:28 | 教育

コブクロの「蕾」

早速ですが,この歌のサビの部分の歌詞は,

 消えそうに 咲きそうな 蕾が今年も 僕を待ってる       5587
 掌じゃ 掴めない風に 踊る花びら 立ち止まる 肩にひらり         58756
 上手に乗せて 笑ってみせた あなたを一人 思い出す      7775

 風のない 線路道 五月の美空は 青く寂しく         5587
 動かない ちぎれぐも いつまでも 浮かべてた どこにももう 戻れない  555565
 僕のようだと ささやく風に キラリ舞い 落ちてく涙     7757

です。多少の字余り字足らずはあるものの,基本的に五音七音を基調としていることがわかります。
日本語は三,五,七音がいい調子を生みます。七五三と書けば「しめ」とも読みます。「しめなわ」は「七五三縄」と書くし,正月の松飾りも「しめかざり(七五三飾)」と言いますね。

 三本締めは チャチャチャ チャチャチャ チャチャチャ○チャ の335音です。
 三三七拍子は チャチャチャ チャチャチャ チャチャチャチャチャチャチャ の337音です。
 万歳三唱は,バンザーイ バンザーイ バンザーイ の555音です。
 乾杯の発声は,カンパーイ の5音です。
 ドン・ガバチョは,みなさーん の5音です。
 こんにちはの省略形は,チワッス の3音です。

前書きが長くなりましたが,つまり日本の歌,つまり和歌です。
六年生の国語の単元に「短歌と俳句」があります。今年も授業をさせてもらおうと準備に入りました。
昨年は,校歌から始めました。校歌は75757575757577音です。今年は,子供たちが好きな歌謡曲も使ってみようと思い,増形先生にきいてみたところ,この歌を紹介されたわけです。さて,歌詞をインターネットで検索してみようと・・・なかなか出てきません。中庭先生がすかさず,「コブクロ 蕾 歌詞」で検索・・・するとどうでしょう,クリック一発で出てきました。天晴れです。素晴らしさに拍手です。
さて,ご承知の通り,和歌は五七を二回以上繰り返して最後に七を付けます。つまり,57575757・・577 という音になりますね。その中で最も短いものは,57577 です。57を二回繰り返して絞めの7を付けるものです。これを短歌,それ以外を長歌と呼ぶこともあります。

例えば,蕾の歌詞からことばをつまんで並べてみると・・・

 あの人を 思い出させる 咲きそうな 蕾今年も 僕を待ってる
 掌に 落ちそうで落ちぬ 花びらは 立ち止まる君の 肩にひとひら

 五月空 青うつくしく 寂しくて 線路の道に 吹く風もなし
 戻れない 僕のようだと ちぎれぐも 五月の風に キラリと涙

さて,もっと短いものがありますね。俳句の575です。
これは,短歌から生まれたものです。連歌といって二人が組みになり,一人が上三句575を詠み,もう一人が下二句77を詠むというもの。上三句を発句と言っていたものが,だんだんとそれだけが独立して発達し,俳句となったといわれます。

 あの人を 思い出させる 蕾かな
 戻れない 僕に五月の ちぎれぐも

(平成19年5月7日)
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by tan230 | 2007-05-07 21:21 | 教育