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平成20年度への準備

今日は大寒です。最も寒いこの時期は,春を迎える準備の最終段階でもあります。
霜枯れのように見えて,しっかりと芽を膨らませている庭の木々を見ると,
まさに「辛抱する木に花が咲く」という言葉そのものです。

さて,1月も下旬となりました。いよいよ次年度の教育計画の具体的な立案に入ります。
先生方全員の智慧を寄せ合って,よりよい計画づくりを進めてほしいと願っています。
その際,次の4つの基本的な考え方に基づいて進めるよう願います。

1 児童を中心において考える。
  本校の児童の実態に基づいたものにしてほしいということです。
2 重点化,スリム化を図る。
  行事については,そのいずれも価値あるものです。
  しかし,価値あるものであっても無限に取り入れる ことは時間的に不可能です。
  行事を詰め込み過ぎて窮屈になっているところはないでしょうか。
  ねらいが不明確なまま,これまでの流れのままに続けている行事はないでしょうか。
  また,一工夫すれば,児童の意識や意欲がさらに向上するような方法はないでしょうか。
  例えば,「6年生を送る会」に向けて,代表委員会を位置付けたらどうかとI先生から
  運営委員会で提案がありましたが,児童の自主的実践的な態度を育成する上で
  大切なことだと思いました。
3 保護者や地域との連携を促進する。
  いま,教育において最も課題となっているのは,「学力の向上」ですが,
  その解決のために必要不可欠なことが「家庭の教育力の向上」であると思います。
  そのためには,学校として家庭への啓発を年間を通して行っていくことが重要となります。
   「保護者はただ見る人」である授業参観を,「親子でともに学ぶ」ことができるような
  親子授業に変えて実践している学年もありうれしく思っています。
  家庭生活のリズムづくりの学習,家庭学習の進め方の学習,性に関する学習,
  キャリアに関する学習等に,親子授業を取り入れてみたらどうでしょう。
4 学習指導の改善・充実を
  そして,私たち教員の資質・能力の向上です。校内研修と個人研究が一体となり,
  ともに励まし合って 教師力を高め合える学校づくりを目指したいものです。

平成18年度から取り組んでいる「野田っ子『しんぼう』教育」は,3年目を迎えます。
これまでの取り組みを踏まえ,保護者・地域,社会の要請を鑑みて
平成20年度を展望してみたのが下です。
辛抱と協調を基盤に「学ぶ習慣づくり」が中心的課題と捉えていますが,
みなさんはどう考えますか?
平成20年度への準備_c0118193_72440.jpg

by tan230 | 2008-01-21 10:55 | 教育
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